appleは教育現場向けに安価なiPadを、GoogleはChromeBookをそれぞれ開発しています。また、ソフトとしては「クラスルーム」と「Gsuite」を開発しています。このような機器で出来ることは本当にたくさんあるので、今回は簡単なまとめをしたいと思います。
目次
1 教員が持っていると出来ること
・タブレットの画面を板書に写して授業ができる
教員が板書をして、
それを生徒がじっと待ち、
生徒がノートにとり始め、
それを教員がじっと待つ。
という一連の流れを大幅に短縮でき、授業のテンポもよくなります。また、動画を見せたり、ウェブの画面を写すこともできます。私がよく生徒に見せている動画は、NHKforSchoolでみられる「考えるカラス」です。
上記リンクは渦電流について、学びを深められますよ!おすすめです。
・学校資料のペーパーレス化
学校での紙の消費って凄い量です。生徒に1人1枚配ろうと思ったら、1学年250人だとすると、1種類のプリントや小テストで250枚使います。4種類あったら1000枚です。それくらい紙を使っていると、紙を使うことにだんだん抵抗がなくなってくるので、職員会議の資料などもドンドン刷ります。教員に節約の心なんてものは皆無です………。
タブレットなど、持ち運びできるICT機器を教員が持てば、このような資料はペーパーレス化でき、少しづつ節約の心が生まれます。
・素早い情報共有
Cloud上に共有できるメモを作り、そこに全教員がアクセスできるような構造にして、各担任が持っている情報や、朝のHRの連絡事項などを素早く共有できるようになります。職員室のパソコンを使って、共有のメモを作ることは昔からしていたと思いますが、タブレットになるとそれを持ち運べるようになります。
実は教員だけが持ってもこれくらいしかできるようになりません。
やはりタブレットは生徒が持ってこそ!
やれることが一気に増えます。
2 生徒が持ってできること
・宿題の配布 提出 返却
Gsuiteなどを使うと、課題の配布、提出、返却がタブレットを通して行えます。先生の机の上がノートの山で囲まれたり、先生のこぼしたコーヒーがノートにかかったり、先生がノートを紛失したり、ということが無くなるわけです。(コーヒーをこぼしてはいけない………)
また、音声ファイルを教員に送信できるので、英語の宿題として、スピーキングを出せるようになったりします。
・アクティブラーニングや実験のツールになる
これもGsuiteを使います。グループワークなどで出した意見を、クラスで素早く共有できるようになります。イメージとしてはクイズ番組の回答一覧みたいな画面を簡単に作れます。実験では、全ての班のデータを1箇所に集めたりできますね。
データを共有する以外の実験のツールとしては、ストロボ写真をとったり、加速度センサー、光センサーを使った測定など、機器を使ったデータ採取も行えます。
・スカイプなどを使ってグローバルな授業を
英語の授業内で、スカイプを使って海外の人とお話したりすることができます。コネクションは英語の先生の努力で作るしかありませんが、現代社会で役立つこと間違いなしです。
・生徒のプレゼンのツール
以外とタブレットだけでプレゼンを行うところまで進めることができます。カメラとウェブを使って素材を作り、パワーポイントやKeyNoteでプレゼン資料を作成することができます。
・部活などの練習で活用
手軽に使えるビデオカメラとして、選手は自分の練習を振り返れます。自分の練習を振り返る、ということを顧問が促せば、部活のあり方も変わってきそうです。
・小テスト
なんとタブレットで小テストができるようになりました。そして自動採点機能まであります。これはすごい。
採点にかかっていた時間が減れば、授業の質をあげることに時間を使えます。
・ポートフォリオの作成
教育改革で、生徒はポートフォリオというものを作る必要が出てきました。ポートフォリオという言葉には、芸術関係の人が自分の作品集としてまとめるものという意味と、金融業界で色々な商品を組み合わせたものという意味の2つがありますが、教育現場でのポートフォリオは「作品集」の方です。
日々の行事や、学習の記録を残し、自己の振り返りなどを行います。紙もので書いてまとめても良いですが、それだと長く残らず、電子の力を借りることが必要です。ICT機器があれば結構手軽にまとめられます。
3 終わりに
今回は全然役に立たない記事でしたね。これから紹介していきたいことの目次みたいな感じになりました。ICTの具体的な活用を頑張って記事にしていきますね。