教員免許更新講習に参加してきました。すごくためになったので、共有していきたいと思います。今回受けた講習の内容は、「学級運営において、特にスタート時に気をつけたいこと」でした。
教員免許には10年という有効期限があり、10年目が終わる直前に教員免許を更新する必要があります、更新するには、更新講習を受けないといけません。全部で30時間の講義を受けます。30時間の内訳は、6時間×5日間に分けられます。1日の講習でだいたい6000円から7000円お金を支払います。つまり5日分で30000円以上はかかります。
また、講習は学校がある日には受けられないので休日を潰す必要があります!
休みを潰さなきゃいけないし、学校が受講費を出さないところに勤めていたら30000円近く自腹で支払うことになります。うっかり免許を失うと、職も失うのだ!きついぞ!
講習自体はとても勉強になり、無駄なんてことは絶対ないです。とても有意義です!!
自分の力になりそうな講習を選んで前向きに受講しましょう!
1 小1プロブレム、中1ギャップ、高1クライシス
子供達にとってトラブルが起きやすい学年、時期があります。特に注意しなければいけないのが小1、中1、高1の3つです。
共通しているのが、生活環境が大きく変わる学年だということです。特に4月は人間関係も変わる時期なので不安でいっぱいですね。
生活環境の変化とは具体的には以下のような変化です。
こんな変化が訪れ、そこでうまくスタートできないと不登校、引きこもり、いじめの問題が起こりやすくなります。学級担任は、生徒の健全な集団作りを支援する必要があります。
2 ピアサポート
小1、中1、高1で起こるトラブルは、人間関係が築ければ防げます。簡単にいうと「友達ができること」が大切なんですね。
それをサポートするのがピアサポートです。(peerは同僚、とか、同等の者、という意味です。)
これが究極に雑なピアサポートです。これではいけませんね。
今回の講習では自己紹介から始まり、そこからさらに人間関係を深めることを目的としたピアサポートなどを紹介されました。
3 自己紹介すごろく
自己紹介のテーマが書かれたマス目を各自進んでいき、止まったマス目で自己紹介をします。3人グループとか4人グループがいいですね。
例えば以下のようなもの。ただ自己紹介をするよりも、会話のきっかけがたくさん作れます。
この仕掛けのいいところは「サイコロを振るのが単純に楽しい」「自己紹介が作業ではなくゲームになる」というところです。きっと普通に自己紹介するより、生徒同士の距離を縮めることができるはずです。
生徒にによっては話しづらいテーマがある場合もあります。始める前に、
「どうしても話しづらいテーマの時は、好きなテーマでお話ししましょう」
と声をかけておきましょう。
空白のすごろくを配ってマス目の内容を生徒に作らせても面白いものができそうです。
ちなみに広島県の学校で、生徒にマス目を作らせた事例の紹介がありましたが、そこでは「カープの選手で誰が好き?」というものがあったようです。
4 wordファイルをどうぞ
上記画像のwordデータをアップしますので、どうぞご利用ください。