先日、自分のホームページのトップ画面や、コンテンツへの導線を大幅リニューアルしました。
その際「あれ?これ授業をデザインするときと同じことを意識してるぞ?」と感じたので、それをまとめてみたいと思います。
1.サイトリニューアルのきっかけ
サイトをリニューアルしようと思ったきっかけは、メインコンテンツが目に見えづらかったこと、でした。
以前はトップページに『ブログの投稿一覧』を構えていたのですが、私のページのメイン、というか自慢は、物理の教材データベース。
どこかでブログの記事が目にとまり、運よくホームページまで足を運んでくれた人がいても、目に入るのは更新がかなり飛び飛びで統一性のないブログの記事一覧。
これはいかん。
みてほしいもの、力を入れて制作しているものが目立たない、これではブログ記事による素敵な出会いも、偶然の1回限りで終わってしまいます。
そこでリニューアルに踏み切りました。
2. 意識したことと、授業デザインとの共通点
リニューアルの際に意識したことと、授業デザインとの共通点をリストアップしてみます。
① サイトで一体どんなことを取り扱っているのか、一目でわかるようにしたい。
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教科内、単元内、授業1コマの中など、大小あるけれど、どんなことを取り扱うのか、内容に入る前に生徒に明示することが大切。
② より注目して欲しいコンテンツには、画像表紙などをつけて文字情報以外でもアプローチする。
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要点に枠をつけたり、アンダーライン装飾をしたり、矢印で思考の流れを示したりなど、文章情報以外でピックアップするポイントを明快に。
③ 目的があってサイトに来てもらったときに、発見→開く、までのステップを短くしたい。
メニューをわかりやすくしつつ、ページを跨ぐ回数をなるべく減らしたい。
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問題集や、副教材のテーマ名と、授業ノートなどに示すテーマ名を近づけておくと、復習の際にどこが対応しているのか後で探しやすくなる。関連した項目が飛び飛びにならないように授業順序を精査する。
このような点で、かなりサイトデザインと授業デザインには共通点があることを感じました。
3. サイトの常連になってもらう流れと、教科に興味を持ってもらう流れも似ている
ブログの常連になってもらう流れは
「何かその人にとって面白いなと思うものでつながる」
→「サイトに足を運んでもらう」
→「他のコンテンツもたまたま目に入る」
→「最初に興味を持ったことから分野を広げて閲覧につながる」
というものだと思っています。
これは生徒に教科への興味を持ってもらう流れに似ているのかな、とも思いました。
教科の面白さをたくさん伝えて、興味を持ってもらうきっかけをなるべくたくさん作る、そのためにたくさん勉強してネタを仕入れておく。
これも大切なのですが、生徒が自発的に「お、なんだこれは、面白い」と思っていたことが最初にあって、そこから「他にもこんな面白さがあるんだよ」と伝えられた方が、興味を持ってもらえる率は上がるように思えます。
物理の面白さを伝えるために、生徒をよく観察してみることが大切だなぁ、と改めて思うきっかけとなりました。